2016年6月21日火曜日

内面美



きのう、何の気なしにカフェでコーヒーを飲みながら、本を読んでいました。


目に留まった文章があったのでご紹介したいと思います。

古唐津復興に貢献された、金原陶片氏の文章から抜粋しています。





「ひとり陶磁器と云わず美術工芸品には品格の高い物と品格に乏しい物とがある。

これはもちろん形状寸法の完璧、色彩の調和等種々原因もあることであるが、それ以外に説明の出来ない、言葉に言いつくし得ない物、品位というか気凛というか、名器に対して自ら頭の下がるような気持ち、そうしたものの作用もあるのである。

これこそ名器の持つ内面美が人を感動させ引きつけるのであろう。


この内面美は言う間でもなく、無形の反映であって見る人により各々感受の程度が異なるものである。


正しい器物でもうつす鏡が歪んでいれば歪んで写り、鏡面が正しければ正しく映ずるのである。見る人の程度と言うのはここの事である。」



なるほどなぁと感心してしまいました。




これを読むと物の善し悪しではないような気がしますね。名品たるものを目の前にした時にどれだけ自分が素直な鏡が持てるかを常に意識したいものです。



dai













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