2012年8月1日水曜日

貫入

皆様こんにちは。

最近作品紹介ばっかりだったので、今日は少し別の話題で。


よくご来店されるお客様から、「この器ってどう変わっていくんですか?」「変わるってどういう風に?」と聞かれることがあります。


実際これは器によって、土や薬も違うので変わり方も千差万別なのですが、ご参考までに

斑唐津を例に写真を載せてみました。


同じ作家のものでもなく形も盃型と立ちぐい型なのですが、




これが未使用の斑唐津です(竹花正弘 作)



これが10年ぐらい使い込んだ斑唐津です(私物です)もともとは上の写真のように貫入(ヒビが割れたようにみえる)は入っていませんでした。



側面も。



貫入とは、土とその上にかける釉薬の収縮率の違いでおこる現象です。

特に焼き物の場合は経年貫入と言って、長年使い込むことにより水分が土に含まれ生地が少しずつ膨張するのですね、それに引っ張られる形で釉薬にヒビが入り貫入となります。



昔の茶人はこの貫入を器の景色ととらえ愛でました。

使い込むほど、目に見えてこのように変化がわかると
器に対する愛情も湧いてくるものですね。


陶器ならではの楽しみ方です。



オチも何もないのですが、ひとまず今日は、唐津の斑とはこんな感じに変わりますよと、
店の方にも何かこういったサンプルを置いてみてもいいですね。




dai(AZUR)







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